この記事では、ケノンヒーターが暖かくないと言われる理由についてご紹介します。
結論から言うと、温風を吹き出す方式ではなく、遠赤外線と輻射熱で体の芯からゆっくり暖める設計だからです。
出力の上げ方と置き場所を見直せば、目安とされる6〜11畳の部屋はしっかり暖まります。
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ケノンヒーターが暖かくないと感じる正体は遠赤外線でゆっくり暖める方式
ケノンヒーターが暖かくないと感じるのは、故障ではなく暖め方そのものが違うからです。
公式サイトの仕様ページでは、温風式のように急速に暖める製品とは異なると明記されています。
遠赤外線と輻射熱、そして自然対流という3つの流れで、体と床や壁をじわじわ暖めていく仕組みです。
ここからは、暖かくないと感じてしまう3つの仕組みを順にお伝えします。
仕組み①:体や壁に直接届く遠赤外線と輻射熱で空気は後から暖まる構造
ケノンヒーターは、パネルから出た熱が空気を介さずに体や床、壁へ直接届きます。
そのため先に暖かさを感じるのは体の表面で、部屋の空気は後から追いついてきます。
暖まった床や壁がゆるやかに熱を放つため、エアコンのような吹き出し音や風の動きがありません。
部屋に入ってすぐ暖かさを求めると物足りなく感じますが、座って過ごすうちに冷えが抜けていきます。
仕組み②:温風を出さないため風の熱さで暖まり具合を測れない設計
ケノンヒーターには送風ファンがなく、吹き出し口から熱い風が出ることはありません。
手をかざして熱さを確かめる使い方だと、実際には暖まっていても効いていないと勘違いしやすくなります。
判断の目安になるのは風の熱さではなく、しばらく同じ場所で過ごしたときの足元や背中の感覚です。
温風が出ないぶん、ホコリが舞い上がりにくく、のどが乾きにくいという良さがあります。
仕組み③:一定の温度に達すると自動で出力を抑える節電エコ設計の働き
ケノンヒーターの弱・中・強の各モードは、一定の温度に達するとそれ以上は上がらない設計です。
最初は力強く暖まっていたのに、しばらくすると弱まったように感じるのはこの働きによるものです。
これは、余計な電力を使わずに室温を保つための節電エコ設計で、故障ではありません。
物足りないときは出力を上げ直せば、また強く暖まりはじめます。
ケノンヒーターが暖かくないと感じやすい部屋の条件は広さと断熱性
同じケノンヒーターでも、置く部屋によって暖まり方は大きく変わります。
メーカーが示す目安の広さは関東の冬季で6〜11畳とされ、それを超えると力不足になりがちです。
断熱性が低い住まいや、外気温が低い地域では、暖めた熱が外へ逃げやすくなります。
ここからは、暖かくないと感じやすい3つの条件と、その補い方をお伝えします。
条件①:目安とされる6〜11畳を超える広さの部屋で使っている状態
12畳以上のリビングや、隣の部屋とつながった間取りでは、暖めるべき空気の量が増えます。
ケノンヒーター1台でまかなおうとすると、目安の6〜11畳を超えた分だけ室温の上がり方はゆるやかになります。
補い方としては、部屋全体ではなく人が集まるダイニングやソファ周りに絞って使う方法があります。
仕切りのふすまや引き戸を閉めて暖める範囲を狭めると、体感の差はぐっと縮まりますよ。
条件②:木造住宅のように断熱性が低く熱が外へ逃げやすい住まいの環境
輻射熱は気密性や断熱性の高い空間ほど効率良く働き、木造住宅では効率が落ちる場合があります。
せっかく暖めた熱が壁や窓から逃げてしまい、設定を上げてもなかなか室温が保てない状態になります。
窓に厚手のカーテンを引き、床にラグを敷くだけでも熱の逃げ道はかなり減らせます。
本体を窓際ではなく部屋の内側に寄せて置くと、暖めた熱が外へ抜けにくくなります。
条件③:寒冷地で室温が下がり切った部屋を単体で暖めている状況
気温が氷点下まで下がる地域では、朝いちばんの室温がかなり低いところから始まります。
冷え切った空気を単体で押し上げようとすると、暖かさを実感しにくい時間がどうしても長く続いてしまいます。
公式サイトでも、寒冷地では最初にエアコンなどで部屋を暖めてから使うことがすすめられています。
立ち上がりだけ他の暖房に任せてしまえば、あとはケノンヒーターだけで十分に暖かさを保てます。
ケノンヒーターを暖かく使うための設定と置き場所を見直す4つの対策
暖かくないと感じても、使い方を少し変えるだけで体感はかなり変わります。
見直したいのは、出力の上げ方と電源の取り方、他の暖房との組み合わせ、そして本体を置く場所です。
特別な工事や買い足しは必要なく、どれも今日の夜からそのまま試せる手軽な見直しばかりです。
ここからは、暖かさを引き出すための4つの対策を順番にお伝えします。
対策①:左右のパネルを両方つけて最大1500Wで立ち上げる運転
ケノンヒーターは左右にパネルがあり、片側だけでも両方でも運転できます。
部屋を暖めたいときは、左右を両方オンにして最大1500Wで一気に立ち上げるのが近道です。
弱や中のまま長く使うと、設定温度で出力が抑えられて室温が伸び悩みます。
部屋が暖まってから出力を下げれば、電気代を抑えながら暖かさを保てます。
対策②:延長コードを使わず壁のコンセントへ直接つなぐ正しい配線
ケノンヒーターの運転電流は14アンペアあり、電源コードの長さは2.5メートルです。
公式サイトには、延長コードは使用しないでくださいとはっきり書かれています。
1つのコンセントから枝分かれさせて他の家電と一緒に使うと、14アンペアの電流をまかない切れません。
コードが届かないときは、延長するのではなく本体をコンセントの近くへ動かして使いましょう。
対策③:冷え切った部屋はエアコンで暖めてから切り替える上手な併用
帰宅直後や起きたばかりの部屋は、空気も床も壁もすっかり冷え切っています。
この状態から一台で暖めるより、先にエアコンで空気を暖めてから切り替えるほうが早く落ち着きます。
先ほどお伝えしたとおりメーカーは寒冷地でこの順番をすすめていますが、冬の朝はどの地域でも同じです。
一度暖まってしまえばエアコンを止めても、遠赤外線と輻射熱で暖かさが続きます。
対策④:キャスターと取っ手で人が長く過ごす部屋へ動かす置き方
本体は11.7キログラムありますが、全方位に回るキャスターと前後の取っ手が付いています。
空き部屋を暖め続けるより、人が長く過ごす部屋へその都度動かすほうが電気代のむだも防げます。
置いたあとはキャスターロックで前後を固定でき、子どもが押しても勝手に動きません。
昼はリビング、夜は寝室と移せば、一台でも暖かさが足りないと感じる場面はぐっと減りますよ。
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ケノンヒーターが暖かくないと感じる原因と暖かく使うコツのまとめ
ケノンヒーターが暖かくないと言われるのは、温風で一気に暖める製品とは仕組みが違うからです。
目安の6〜11畳に収まる部屋で左右のパネルを両方使えば、体感は驚くほど変わります。
冷え切った朝だけエアコンに任せて、あとはキャスターで人のいる部屋へ動かせば、一台でも冬を越せます。
風もにおいもない静かな暖かさは、長い時間を過ごす部屋ほどありがたく感じられます。
ケノンヒーターの口コミ・評判は?メリットデメリットも紹介!では実際に使った方の声をまとめているので、あわせて読んでみてくださいね。
